働くニート たく

働くニートと呼ばれ早10年……

取り残される日本人 価値観の変化

世の中はどんどん価値観が変わっていきます

 

結論から言うとモノからモノ語りに変わった

 

これが一番大きな時代の変革です

戦後まもないころは食べ物の時代でした

とにかくお腹いっぱい食べるために

戦後のお父さん達は精一杯働きお母さん達は精一杯働き

そして一緒懸命子供を産んだんです

そして死なないように育てたのです

それは食べ物を増やすためです

 

そして高度成長期と言うものをその先代たちが作ってくれた

高度成長の時代はとにかくたくさんモノを作ることで生活をゆたかにしようって時代でした

松下電器産業松下幸之助さんは会社のビジョンをこう語ってました

うちの会社は水道の蛇口をひねったら水が出てくるかのように世の中に便利な製品を生み出し続ける

というビジョンだった

それくらいモノが足りなかったモノが欲しかったんです

あの頃はみんな

冷蔵庫がほしい

扇風機がほしい

テレビがほしい

そのためだったら三日三晩寝ないでも働く

っていう

時代だったんです

そして

私たちは豊かさをずっと追求して 本当に豊かになりました

違いますか?

めちゃめちゃ豊かになりましたよね

エアコンが無かったらいったい何人夏の間に死んでるか

めちゃくちゃ豊かになったんですよ

それは先代達がモノを作ってくれたから

でも今はどうでしょうか

モノが増えたら幸せになってますか?

ならないんですよ

これからは心の時代なんですよ

なぜならばモノはもうあふれてしまったからです

満たされたものによって幸せにはならないのです

足りないものが満たされることが幸せの原理原則なんです

じゃあ今なにが足りないのかというとモノ語りです

なぜならば感情を動かすことが幸せであるということ

それが今の時代の求めてるものだからです

感情を味わいたいんですよ

車のテレビのCMとか見たらわかりますよね

昔のテレビのCMって言うのは

ブォーン

最高時速何キロ

排気量何CCツインターボ

いよいよ登場!

みたいなね

要はモノの素晴らしさを語ると売れたんですよ

今の車のCM全然そんなのないですよね

いきなり子供が出てきて川に飛び込むんですよ

バシャーン!子どもと一緒にどこいこーー?

って言うんですよ

わかります?

車を売ってるんじゃないんです

この車というツールを使ってどんな体験をしようかにお金が払われてるんです

車を買ってるんじゃないんですよ

ああこのワンボックスの車を買うと毎週子供達が水遊びをして、こんなに楽しい姿をカミさんと一緒に見れるんだ!

…クレジット

みたいなね

だって豊かだから

だってお金なんか使わなきゃ価値ないんだから

お金というツールを使って心を満たすという行為が

今の正しい経済なんですから

そうですよね

だから

モノ語りの時代に変わったんです

モノ語りによってのみ私達は感情を動かすことができるからです

感動を味わうことができるからです

映画がモノ語りじゃなくて説明だったら楽しいですか?

学校の授業とかわかりやすくない??

学校の授業って説明じゃん

だからあんなに眠くてつまんなかったんでしょ

でも学校の授業がモノ語りになったらめちゃたのしくない?

例えば日本史とかすごいよね

その時!東軍は動いた!

宇喜多秀家がついに山を降りた!

パッパカパッパカパッパカ……

その宇喜多秀家を見て

これなら勝てる

大谷吉継は吠えた!

いけー!みたいなね

楽しいよね?

そういう授業だったらね

……